SERVICE MANUAL
用語統制機能
最終更新: 2026-03-12

用語統制機能は、用語を他のラベルへ置換したり、統制するための機能です。統制することにより、例えば、複数の類似する「分類名」を一つの分類名にまとめることができます。以下のようなものに対して利用すると便利な機能です。
・分類付与機能の分類名
・「発明をわかりやすく説明」などで作成した要約
・項目指示の出力結果のラベル
用語統制機能
ユースケース
分類名表記のゆらぎの統制
生成AIから出力された分類名は「表記ゆれ」などにより表現がゆらいでしまう場合があります(スイッチ、Switch、switchなど)。このような場合に、それぞれの分類名を「スイッチ」に揃え、「表記ゆれ」を統制することができます。集計分析などの際に便利になります。
名寄せ
用語統制は「出願人・権利者等」の書誌事項に対しても適用できるため、出願人・権利者名の名寄せにもご活用いただけます。
用語の置換・統一
AIからの出力結果に対して「部分一致」条件等、さまざまな条件で用語統制を適用できるため、AIが出力した「要約」の一部の用語を置換するためにも利用できます。例えば、要約中の異表記や同義語、類義語などを、同じ用語に統一するために活用することができます。
用語統制機能の使い方
用語統制機能」を利用するには、サマリアのメイン画面右上のプルダウンメニューより「分類構築ツール」を選択します。
分類構築ツールを選択
分類構築ツールを選択
選択すると、「分類構築ツール」画面に切り替わります。左上のメニューから、「用語・分類を統制する」を選択します。
分類構築ツールで「用語・分類を統制する」を選択
分類構築ツールで「用語・分類を統制する」を選択
入力内容
用語統制機能は、どの用語(Source)を、どの用語(Target)に統制するかを定めたルールを作成し、用語統制辞書の作成を行います。
なお、この統制辞書エディタは、必ずしも「1.用語(分類名,分類ラベル)を入力してください」から始める必要はありません。「2.統制辞書エディタ」を手動で編集するところから始めることもできます。
1. 用語(分類名,分類ラベルなど)の入力
この入力欄に、表記ゆれがある用語リストを入力することで、AIが自動的に統制語を提案します。
用語の入力
用語の入力
例えば、分類付与の結果を利用する場合は以下のような手順で用語リストを入力します。
◾️STEP1.
出力結果をExcel形式でダウンロードすることで、用語のリストを準備します。分類付与の場合は、「多ラベル結合形式」で、大分類・小分類の両方をダウンロードすることをおすすめします。
多ラベル結合形式のダウンロード
多ラベル結合形式のダウンロード
ダウンロード結果
ダウンロード結果
◾️STEP2.
大分類・小分類ともに、出力された分類名をコピーし、用語記入欄にペーストします。
用語のリストを入力すると、自動的にカンマ区切りに置換されます。なお、「重複用語除去」や「用語をソート」を選択すると、用語を整理することができます。
用語入力欄にコピー&ペースト
用語入力欄にコピー&ペースト
2-1.「用語を統制辞書エディタに反映」ボタンを選択
統制辞書エディタが自動的に作成されます。用語入力欄に入力した用語が「Source」に入力されるため、「Target」の方に統制する用語を手動で入力します。
辞書を適用後にダウンロードすると、統制元の用語(Source)が統制語(Target)に変換(統制)されて保存されます。
統制する用語の入力
統制する用語の入力
小分類の統制について
 小分類は、「大分類_小分類」というルールでSourceとTargetを定義します。大分類が異なる、複数の同じ小分類が存在するケースもあり、それぞれを区別して統制辞書を適用する必要があるため、このような定義をおこないます。

例:
(1)大分類A_小分類α 例)電車_乗り心地向上
(2)大分類B_小分類α 例)バス_乗り心地向上

(1)(2)はそれぞれ別の分類として扱う必要があります。
この場合、大分類と小分類の間に「_」(アンダーバー)を入れることで、小分類の分類名のSourceを定義することができます。
なお、入力する際、分類付与機能の結果については「多ラベル結合形式」で出力したものを活用すると、入力を間違うことなく行うことができます。
2-2.「AIによる統制語の自動提案」ボタンを選択
入力した用語から自動的に表記ゆれの用語が複数抽出され、SourceとTargetの両方に自動的に用語が入力されます。これにより、表記ゆれの辞書を簡単に作成することが可能です。
また、「統制コード出力」にチェックを入れた状態で実行すると、Targetの用語を「CLS1」などの統制コードで出力させることができます。
「AIによる統制語の自動提案」を選択
「AIによる統制語の自動提案」を選択
「AIによる統制語の自動提案」による自動入力
「AIによる統制語の自動提案」による自動入力
「統制コード出力」の利用
「統制コード出力」の利用
用語統制ルールを編集する
用語統制ルールを編集」ボタンを有効にすると、統制ルールを自由に入力できます。入力されたルールに沿って、AIによる統制語の自動提案を行わせることが可能です。
入力した後「AIによる統制語の自動提案」を選択すると、記載された用語統制ルールに沿って統制が実行され、「統制辞書エディタ」の欄に自動的に用語が入力されます。
「用語統制ルール」の入力
「用語統制ルール」の入力
また、「用語統制ルール」の記入欄の右上の「ルールプリセット...」から、「表記ゆれ統制」と「英語ラベル変換」の2種類のルールプリセットを利用することも可能です。ワンクリックでルールを入力できます。
ルールプリセットの利用
ルールプリセットの利用
2-3.「JSON」ボタンを活用
他にも、右下の「JSON」ボタンを有効にすると、JSON形式で統制辞書を編集できるようになります。例えば、自身でChatGPTなどの生成AIを使って統制辞書を作成した場合に、作成したものをJSON形式で出力してそのままサマリアに取り込むことができます。
JSON形式での編集
JSON形式での編集
3.「マッチ種別」の選択
以下のマッチ種別から、用途に合わせてマッチ条件を選択します。
完全一致
完全に一致した場合に適用されます。分類名の統制などに利用します。
 例:「プロセス→工程」という辞書があった場合に、分類名「加工・製造プロセス」は、分類名「加工・製造プロセス」のままになります。

部分一致
一部一致の場合にも適用されます。要約など一部文字列を置換したい場合に利用します。
 例:「プロセス→工程」という辞書があった場合に、分類名「加工・製造プロセス」は、分類名「加工・製造工程」になります。(プロセスの部分のみ置換される)

カンマ区切り一致
完全一致を適用する前にカンマ区切りをおこない、それぞれに対して適用されます。
 例:「A社→B社」という辞書があった場合に、出願人・権利者が「A社, D社」の場合は、「B社, D社」になる。この場合、「AB社, D社」は、「AB社, D社」のままになります。共同出願などの場合に、複数の出願人が1つの項目に記載されている場合もありますが、その場合も適用されます。
4.前処理のオプション選択と、辞書名の入力
前処理のオプションを選択することができます。このオプションを利用することで、用語統制辞書を作成する前に、用語に対して適用する「前処理」を設定することができます。以下の6つについて設定することが可能です。複数選択することもでき、その場合は、数字の小さい設定から順番に適用されます。
(1) Sourceの全角英数字を半角英数字に変換します
(2) Sourceを全て大文字に変換します
(3) Sourceを全て小文字に変換します
(4) Sourceに含まれる括弧(括弧内含む)を除外します
(5) Sourceに含まれるスペースを除外します
(6) 特定文字を除外します(ハイフン、スラッシュなど)
:特定文字を除外したい場合は、除外したい文字や記号を入力します。
また、辞書名を入力することができます。辞書名は、分類構築ツール画面において左側のリスト一覧に表示されたり、辞書を適用する際に辞書リスト一覧にも表示されますので、入力しておくと便利です。
全ての入力が終わったら、「用語統制辞書を新規保存」を選択し、内容を保存します。
前処理のオプション選択、辞書名の入力
前処理のオプション選択、辞書名の入力
作成した辞書の適用
一括指示ツールにて割り当てた指示ごとに、辞書を適用することができます。
1.辞書適用画面の表示
一括指示一覧画面においてダウンロードボタン右側の「Aアイコン」を選択すると、「統制辞書の割り当てルール設定」画面が表示されます。
辞書適用画面の表示
辞書適用画面の表示
2.適用対象項目と適用対象の統制辞書を選択
辞書を適用したい項目の「選択」ボタンをクリックします。右側に作成した辞書が一覧表示されるため、適用した辞書の「追加」ボタンを選択することで、適用する統制辞書を追加することができます。
なお、辞書は1つだけでなく、複数適用することも可能です。高度な使い方として、複数の統制辞書を多段的に適用するという使い方もできます。
例えば、「分類A→CLS1(辞書1)→分類α(辞書2)」のように、一旦統制コードにしてから、違う辞書を適用するなどの使い方も可能です。
選択した後、「統制辞書の割り当てルールを保存する」ボタンを選択し、適用内容を保存します。
統制辞書の割り当てルールの保存
統制辞書の割り当てルールの保存
辞書適用後の表記変化
ダウンロード結果
適用すると、辞書が適用された状態(用語が置換・統制された状態)で結果をダウンロードすることができます。以下のExcel画像は、もともと揺らぎのあった用語を「[[統制A]]」などにする内容の辞書を適用したダウンロード結果になります。
Excel形式のダウンロード結果
Excel形式のダウンロード結果
査読支援ツール
適用すると、辞書が適用された状態で、AIからの回答欄に表示されます。なお、「出願人・権利者」などの書誌項目については、辞書を適用したとしても、「査読支援ツール」画面では適用された状態では表示されませんAI出力結果のみ適用された状態で表示されます。
査読支援ツール画面での表記の適用
査読支援ツール画面での表記の適用
また、「指示結果フィルタ」において統制した用語でフィルタすることもできます。
統制した用語によるフィルタ
統制した用語によるフィルタ
レポート機能
辞書を適用した状態でレポート機能を利用すると、画面上でも統制辞書の内容が表示されます。
分析レポートツール画面での表記の適用
分析レポートツール画面での表記の適用
なお、サマリアメイン画面で個別文書を読み込んで指示をした際には、辞書を適用することはできませんのでご留意ください。

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