SERVICE MANUAL
発明評価支援機能
最終更新: 2026-04-09

発明評価支援機能
発明評価支援機能の概要
発明評価支援機能は、「発明が出願・維持に値するかどうか」をAIが多角的に分析し、評価・ランク付けする機能です。 出願判断や維持判断における意思決定を支援します。
本機能は、主に以下の2つの用途を想定しています。
届出発明の評価
発明者から届出があった発明について、特許出願すべきかどうかを判断する際の参考情報として活用できます。
発明の重要性を評価し、社内や学内における出願要否や外国出願の要否判断に役立てることができます。
登録特許の評価
すでに登録されている特許について、特許年金を払い続けて権利を維持する価値があるかどうかを判断する際に利用できます。
維持・放棄の判断における検討材料として活用できます。
評価項目・評価基準について
初期設定として選択可能な評価項目および評価基準は、以下の論文を参考に定義しています。
【参考文献】
・加藤 浩一郎, 石井 和克, 須川 成利, 特許出願意思決定支援のための発明評価(情報管理 49(3):105-112)
本論文では、「独創性・革新性」や「発明の効果」などの観点に基づき、A〜Dのランク基準が体系的に整理されています。詳細な設定方法については、本論文をご確認ください。
また、業種・技術分野・経営方針によって重視すべき評価軸は異なります。
本機能では、評価項目や評価基準を自社の方針に応じて柔軟にカスタマイズすることが可能です。
発明評価支援機能の使い方
発明評価支援機能の使い方をご紹介します。
AIアシスタント・ウィザードを開く
まず、サマリアのWebサービスにログインします。
個別公報に対する解析
STEP1:公報番号の入力
ログイン後、機能の選択画面で「サマリア」を選択すると、公報番号の入力画面が表示されます。解析を行う対象の特許公報の公報番号を入力し、「アップロードボタン」を選択すると、特許文書が読み込まれます。
公報番号の入力
公報番号の入力
STEP2:AIアシスタント・ウィザードを開く
画面右側に配置された「AIアシスタントに指示する」を選択し、AIアシスタント・ウィザード画面を開きます。
AIアシスタント・ウィザードを開く
AIアシスタント・ウィザードを開く
一括指示ツールを利用した解析
STEP1:一括指示ツールを開く
個別の特許文書ではなく、複数の特許文書に対して、まとめて発明評価支援機能を適用することができます。一括指示ツールを開くには、画面右上のプルダウンメニューから「一括指示ツール」を選択します。
右上のプルダウンメニューから「一括指示ツール」を選択
右上のプルダウンメニューから「一括指示ツール」を選択
STEP2:一括指示ツール画面
一括指示ツール画面に切り替わるので「新たに指示を登録する」を選択します。これにより、一括指示の登録画面が開きます。一括指示の指示画面は、AIアシスタント・ウィザードと同じ指示を設定することができます。
「新たに指示を登録する」ボタンを選択
「新たに指示を登録する」ボタンを選択
A Iアシスタント・ウィザードの操作手順
AIアシスタント・ウィザード画面の操作手順を説明します。なお、一括指示ツールの指示登録画面も同様の操作手順となります。
STEP1:画面上部のタブから「発明評価支援」を選択する
「発明評価支援」を選択
「発明評価支援」を選択
STEP2:評価項目・評価基準を入力する
評価項目・評価基準」の欄に評価項目と評価基準を入力します。
なお、評価項目・評価基準は「#評価項目N:[評価項目名(独創性・革新性、発明の効果 など)] 」、および「A, B, Cなどの評価基準(ランク)定義」という形式で入力します。具体的には以下の通りです。
【入力例】
# 評価項目1: 独創性・革新性
A: 従来技術なし
B: 複数の従来技術により構成示されるが示唆なし
C: 組み合わせにより直接関連ある複数の従来技術あり
D: 直接関連ある単独の従来技術あり
なお、「入力アシスト」を利用することで、評価項目および評価基準(ランク)を簡単に入力できます。
「入力アシスト」ボタンの選択
「入力アシスト」ボタンの選択
「入力アシスト」を利用する
入力アシスト」を選択すると、入力フォームが表示されます。
評価項目には「特許出願意思決定支援のための発明評価(加藤浩一郎他, 情報管理49(3):105-112)」を参考に、日本企業や大学等における代表的4つの評価項目および評価基準(ランク)が初期値として入力されています。
「入力アシスト」画面
「入力アシスト」画面
利用する評価項目のチェックボックスを選択します。 なお、評価項目名や評価基準の内容は自由に編集することができ、自社の方針に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。
最後に「入力アシスト」ボタンを選択すると、入力規則に沿った形式で「評価項目・評価基準」の欄に内容が反映されます。

また、直接入力する場合、「PDF/WORD」ボタンより、PDFや画像入りWORDファイルをアップロードして入力することができます。他にも、指示内容に画像を含めることが可能です。詳細は「Word/PDFファイルアップロード」および「AIアシスタントの高度な使い方」をご参照ください。
「<b>PDF/WORD</b>」「画像」ボタンの利用
「<b>PDF/WORD</b>」「画像」ボタンの利用
STEP3:追加指を入力する
追加指示」を選択することにより、追加指示を入力することができます。
「追加指示」を選択
「追加指示」を選択
追加指示では、内容に関する補足的な説明、用語の具体的な定義、概念の取り扱い方や、出力形式(箇条書き、簡潔に出力)など任意の制約条件の追加が可能です。追加指示を行うことにより、解析結果の出力品質を向上させることができます。
追加指示の入力
追加指示の入力
STEP4:指示を保存する
指示を保存する」を選択することにより、指示内容(評価項目・評価基準)を保存することができます。
指示を保存することにより、別の特許文書や一括指示において、保存した内容を呼び出して、処理を実行することができます。
「指示を保存する」を選択
「指示を保存する」を選択
STEP5:「評価項目・評価基準」や「追加指示」の内容と解析対象・解析処理を確認する
入力した「評価項目・評価基準」と「追加指示」の内容を確認し、解析対象と解析処理(トークン数超過時の処理)を選択します。
「発明評価」の場合は、一般的に解析対象は「独立請求項」から変更する必要はありませんが、内容に応じて変更する必要がある場合は、改めてご選択下さい。
【解析対象選択時の注意点】
①チェックを入れた項目のみが解析対象となります。
その他の箇所は解析されませんので、ご注意ください。
②項目によっては解析対象とできる公報が限定される場合があります。
「課題」のように、項目名の後ろに「JP, US」などの国名が記載されている場合、当該項目は記載された国の公報のみが解析対象となります。
そのため、「課題」を選択した場合は、JPおよびUSの公報のみが処理対象となります。それ以外の公報(例:WO等)を対象とした場合は、エラーが発生しますのでご注意ください。
トークン数超過時の処理のヒント
トークン数超過時の処理には以下の3つのオプションがあります。処理の目的や内容に応じて適切な選択肢を選択します。
  • 重要箇所抽出(RAG)
 特許文書がトークン数を超過した場合に、トークン数を超過しない範囲で重要箇所を自動的に抽出し、抽出した文書を解析対象とします。
  • 先頭から抽出
 特許文書がトークン数を超過した場合に、トークン数を超過しない範囲で先頭から所定の長さの文書を抽出し、抽出した文書を解析対象とします。
  • なし
特許文書がトークン数を超過した場合に、AIアシスタントは回答しません。トークン数超過時に解析させたくない場合に選択します。
指示文の内容、解析対象・解析処理を確認
指示文の内容、解析対象・解析処理を確認
STEP6:AIモデルを選択し、処理を実行する
最後に利用するAIモデルを選択し、「発明評価支援を実行する」を選択して処理を実行します。
なお、「一括指示ツール(バッチ処理))」の場合は、AIモデルを選択した後、「適用する指示の割り当て」を行います。
続いて文書番号を入力し、「読み込み確認」ボタンにより文書の読み込み確認を行った後、「一括指示を開始する」を選択します。
STEP7:AIアシスタントが回答結果を出力する
画面右下のAIアシスタントからの回答欄に、AIアシスタントからの回答結果が出力されます。
出力結果では、「評価項目」「評価結果」「評価理由」に関する検討結果が出力されます。また、なぜその評価(ランク)になったのかの理由も示されるため、社内での議論・意思決定の根拠として活用できます。
発明評価支援の出力結果
発明評価支援の出力結果
また、「一括指示ツール」を利用すると、多数の特許文書に対してまとめて出力結果を取得することができます。
出力結果のダウンロード
出力結果のダウンロード
一括指示ツールによる複数の特許文書に対する評価
一括指示ツールによる複数の特許文書に対する評価
結果の活用
査読支援ツール
発明評価支援機能の出力結果は、「査読支援ツール」の「指示結果フィルタ」において、フィルタやソート条件を設定できます。注目する評価結果の文書のみを抽出してリスト表示することも可能です。
査読支援ツールでのフィルタ・ソート
査読支援ツールでのフィルタ・ソート
レポート機能
一括指示を行った際は、「レポート機能」において、グラフ作成時の「項目軸」として設定できます。
グラフの作成
グラフの作成
また、「AI定性分析」指示の際に「指示対象項目」として選択することも可能です。
指示対象項目として選択
指示対象項目として選択

利用マニュアル

ウェビナーのご案内

知財フォーラムのご案内

ユーザ会のご案内

コラム記事

リリースノート