本機能は、公報番号リストの入力に代わり、検索式(出願人・権利者、特許分類、キーワードなど)で対象文書を自動抽出できる機能です。以下の2つの機能で構成されています。
検索式に一致する文書を自動抽出し、分類付けや要約などの一括指示を実行します。公報番号リストを別途用意することなく、サマリア内で対象集合の作成から一括指示の実行までを完結できます。
また、指示を登録せず、検索式に一致する文書の自動抽出のみを行うことも可能です。
設定した検索式に一致する特許を、スケジュール(日次・週次・月次)に従い定期的に自動取り込み・通知する機能です。実行のたびに、該当期間の特許を対象として処理を行います。機能1と組み合わせることで、対象の特許に対して同じ一括指示を自動で実行できます。
なお、登録できる定期監視数は、同時アクセス数に比例し、最大で「同時アクセス数×10」件です(例:同時アクセス数3で契約しているアカウントは30件まで登録できます)。
・自社技術分野で定期的に公開される特許を毎週チェックしたい
本機能は、「一括指示ツール」での指示登録と組み合わせて使用する場合と、指示は登録せず集合の作成のみを行う場合の両方に対応しています。
機能1・機能2ともに、対象文書の指定には検索式を使用します。「検索式から入力」を選択し、以下の手順で検索式を設定します。

「検索式から入力」を選択
まずは、「検索データベース」を設定します。以下より選択が可能です。
・日本公開公報
・日本登録公報
・日本公開実用新案公報
・日本登録実用新案公報
・米国特許出願
・米国登録特許
・欧州公開特許
・欧州登録特許
・国際公開
次に、「検索式(検索コマンド)」を入力します。直接入力できるほか、「検索式テンプレート」よりあらかじめ登録しておいた指示文を呼び出すこともできます。
なお、入力規則は厳密に決まっているため、「検索式の入力アシスト」の利用がおすすめです。
入力アシストには、AIにコマンドを作成させる方法とフィールドごとに条件を設定する方法の2通りがあります。
検索式を作成する指示文を入力し、AIにコマンドを作成させます。

検索データベースと検索式の入力
指示文は直接入力できるほか、「PDF/WORD」「画像」ボタンよりPDF・画像入りWord・画像を取り込み入力することもできます。技術内容が記載されたWordドキュメント等の取り込みが可能です。
「言語展開」にて、英語・ドイツ語などを選択すると、検索式作成の際に、検索語を多言語へ自動展開できます。
最後に、AIモデルを設定し、「検索式を作成する」を選択すると、「入力アシスト」内に、検索式(検索コマンド)が生成されます。
生成された検索式は編集も可能です。「指示を保存する」より指示テンプレートとして保存することもできます。

検索式の生成・保存
そのほか「検証」を実行し、「検索結果」を選択すると、「検索結果プレビュー」より、検索式に一致する文書の先頭100件の内容を確認できます。また、先頭の1,000件の文書番号リストをクリップボードへコピーやExcel・CSV形式で保存も可能です。

「検索結果」の選択

検索結果プレビュー
「検索式を反映」を選択し、指示登録画面の「検索式(検索コマンド)」欄に内容を反映します。
検索フィールドごとの検索条件を組み合わせて検索式(検索コマンド)を作成します。

フィールド検索
「フィールド」をプルダウンメニューから選択し、「検索値」を入力します。複数の検索値(キーワード)を入力する場合は、スペース区切りで入力します。「フィールド」のメニューは以下の通りです。
| カテゴリ | 項目 |
|---|
| 本文系 | 発明の名称 要約 特許請求の範囲 発明の詳細な名称 |
| 日付系 | 出願日 公開日 登録日 |
| 分類 | FI分類 Fterm分類 CPC分類 IPC8分類 IPC分類 |
| 書誌 | 出願人・権利者 発明者 代理人 出願人・権利者コード 代理人コード |
フィールドごとに「検証」を実行し、「検索結果」を選択すると、「検索結果プレビュー」より検索式に一致する文書の先頭100件の内容を確認できます。
また、先頭の1,000件の文書番号リストをクリップボードへコピーやExcel・CSV形式で保存も可能です。
「•••(三点リーダー)」を選択すると、行の追加や削除、順番の入れ替えができます。
フィールドの選択と検索値の入力を行うと、「入力アシスト」内に、検索式(検索コマンド)が生成されます。
生成された検索式は編集も可能です。「指示を保存する」より指示テンプレートとして保存することもできます。また、「検証」「検証結果」ボタンも設置されています。
「検索式を反映」を選択し、指示登録画面の「検索式(検索コマンド)」欄に内容を反映します。

行の追加・削除、検索式の反映

検索式欄への自動入力
反映後にも「指示を保存する」より指示内容を保存することもできます。
検索式(検索コマンド)を入力後、ソート順と件数上限を設定し、「検索式を検証する」を選択します。

検索式の検証
実行すると、ボタンの表記が「検証済み(再検証)」に変更し、「検索結果」が表示されます。「検索結果プレビュー」より、検索式に一致する文書の先頭100件の内容確認や、先頭の1,000件の文書番号リストの保存(クリップボードへコピー・Excel・CSV形式保存)も可能です。

検証結果の確認・保存
対象文書の入力前の、適用指示の割り当てまでの手順は「
一括指示ツール(バッチ処理))」をご確認ください。 「3.適用対象の特許文書」において、「検索式から入力」を選択します。
検索式の設定については前記の「共通操作:検索式の設定」をご参照ください。
検索式の設定・検証が完了したら、「検索集合に対する一括指示を実行しない」「定期監視オプション」のどちらも「オフ」に設定します。
指示モード(通常モード / スピードモード)を選択し、「一括指示を開始する」を選択して指示を実行します。

検索式による一括指示の実行
「一括指示ツール」画面の「文書集合を作成する」より設定・登録を行います。

「文書集合を作成する」の選択
「文書情報収集の入力」のダイアログにて「検索式から入力」を選択します。検索式の設定・検証が完了したら、「文書集合を作成する」を選択して実行します。
検索式の設定については前記の「共通操作:検索式の設定」をご参照ください。
検索式の設定・検証が完了したら、「定期監視オプション」を「オン」に設定します。以下の2つのパターンに応じて設定を進めてください。
登録時に検索式に一致する文書に対して指示を実行するとともに、以降はスケジュール(例:毎週)に従い、定期的に該当期間の特許文書に対して自動で同じ指示を実行します。
「検索集合に対する一括指示を実行しない」を「オフ」に設定します。
定期監視管理名(任意)の欄に、監視管理名を入力します。
(1)処理件数設定
ソート順(公開日 降順 / 公開日 昇順 / 出願日 降順 / 出願日 昇順)と、件数上限を設定します。件数上限は最大1,000件です。
(2)定期実行間隔
配信頻度(日次 / 週次 / 月次)と配信曜日を設定します。配信曜日は、週次の場合は曜日を、月次の場合は「第⚪︎曜日(例:第2火曜日)」を指定します。
なお、初回の定期監視は、一括指示で取り込んだ特許のうち、最も新しい公開日の翌日以降を対象とします。
(3)通知先設定
定期監視(SDI)完了時に通知を送信するメールアドレスを入力します。最大9件まで設定可能です。なお、アカウントのメールアドレスには自動的に通知されます。
「通知先テンプレート」より、入力した通知先をテンプレートとして保存できるほか、保存済みのテンプレートを呼び出すこともできます。
なお、一括指示と同時に処理する場合、ここで設定した通知先は一括指示の完了通知にも適用されます。
設定後、指示モード(通常モード / スピードモード)を選択し、「一括指示および定期監視(SDI)を開始する」を選択して指示を実行します。

一括指示とSDIを組み合わせる場合
現時点では指示を実行せず、以降はスケジュール(例:毎週)に従い、定期的に該当期間の特許文書に対して自動で指示を実行します。
「検索集合に対する一括指示を実行しない」を「オン」に設定します。
「初回の公開日始端」を設定します。これは、監視を開始する公開日の起点を指定する項目です。ここで指定した日付以降に公開された特許が、初回の定期監視の対象となります。なお、初期値は現在日が属する月の月初日が設定されます。
そのほかの設定は上記の定期監視オプションの設定と同様です。
指示モード(通常モード / スピードモード)を選択し、「定期監視(SDI)を開始する」を選択して指示を登録します。

定期監視のみ利用する場合
「一括指示ツール」画面の「文書集合を作成する」より設定・登録を行います。

「文書集合を作成する」の選択
「文書情報収集の入力」のダイアログにて「検索式から入力」を選択し「定期監視オプション」を「オン」に設定します。
登録時に検索式に一致する文書での集合作成を実行するとともに、以降はスケジュール(例:毎週)に従い、定期的に該当期間の特許文書を自動で追加します。
操作方法は、一括指示と組み合わせる場合のパターンAと同様です。
現時点では集合作成を実行せず、以降はスケジュール(例:毎週)に従い、定期的に該当期間の特許文書を自動で追加します。
操作方法は、一括指示と組み合わせる場合のパターンBと同様です。
なお、「定期監視のみ」を実行した場合は、処理件数0のジョブが新たに登録されます。

ジョブの登録
パターンA:一括指示と組み合わせる場合
・初回(5/18実行):一括指示で取り込んだ特許のうち最も新しい公開日の翌日 〜 5/17
・2回目(5/25実行):5/18 〜 5/24
パターンB:定期監視のみの場合
・初回(5/18実行):指定した公開日始端 〜 5/17
・2回目(5/25実行):5/18 〜 5/24
一括指示の完了通知は従来通りです。SDI登録を行った場合は、これに加えて「SDIスケジュール実行結果」メールが別途送付されます。
集合作成のみのSDI登録を設定した場合は、「SDIスケジュール実行結果」メールが送付されます。
メールに記載されたリンクを選択すると、対象文書を「査読支援ツール」画面で確認できます。

SDIスケジュール実行結果メール
従来の内容に加え、「【SDI差分】」の項目が追加されます。ここには以下の2つのリンクが記載されています。
・差分(追加文書)を「査読支援ツール」画面で開くリンク
・差分の処理結果をダウンロードするリンク(ログイン後、自動でダウンロード処理が開始されます。)

一括指示完了メール
なお、定期監視(SDI)の実行が完了した際に、メールで通知を受け取るかどうかは「
環境設定」画面内の「
通知設定」にて選択できます。

SDI実行時の通知設定
登録したスケジュールは「一括指示ツール」画面の「定期監視管理(SDI)」より確認できます。
なお、登録できる定期監視数は、同時アクセス数に比例し、最大で「同時アクセス数×10」件です(例:同時アクセス数3で契約しているアカウントは30件まで登録できます)。
選択すると、「SDIスケジュール一覧」ダイアログが表示されます。一覧画面では、各スケジュールの「有効 / 無効」を変更できます。「詳細」より、内容の確認・変更が可能です。

「定期監視管理(SDI)」の選択

「SDIスケジュール一覧」画面
また、「一括指示ツール」画面において、対象のジョブの「•••(三点リーダー)」より「定期監視設定(SDI)」を選択することによっても、詳細の確認・変更が可能です。

「定期監視管理(SDI)」の選択

詳細の確認・編集
「設定確認」タブを選択します。定期監視管理名、実行スケジュールと実行の「有効 / 無効」、処理件数設定、通知先設定、および指示モード(通常モード / スピードモード)の項目の変更ができます。
変更後、「スケジュールを更新する」 を選択します。

スケジュール設定の変更
「実行履歴」タブを選択します。各履歴ごとに「対象期間 / 起動種別 / ステータス / 検索件数 / 取得件数 / 追加件数」が表示されます。起動種別は以下の3通りです。
| 表示 | 内容 |
|---|
| 定期実行 | スケジュール起動したもの |
| 即時起動 | 初回に一括指示した場合のもの |
| 差分反映 | 差分確認で追加したもの |
| 項目名 | 内容 |
|---|
| 検索件数 | 検索条件に合致する特許文書件数(ヒット件数) |
| 処理件数 | 処理対象の特許文書件数(最大1,000件) |
| 追加件数 | 差分文書に追加した特許文書件数 |
また、「操作」の「窓型」ボタンを選択すると「査読支援ツール」画面が開き、「レポート」ボタンを選択すると「分析レポートツール(レポート機能)」が開きます。

実行履歴の確認
特許データベースへの登録遅延などにより、スケジュール実行時に取り込まれなかった文書を手動で確認・追加できる機能です。
「差分確認」タブを選択します。指定期間の開始日と終了日(公開日基準)を指定し、「差分文書チェック開始」を選択します。
差分検索の結果、集合に含まれていない文書が見つかった場合は、集合に追加できます。最大100件までの差分文書に対して一括で実行可能です。

差分の確認
また、「差分確認」より「差分プレビュー」を選択して差分文書の内容を確認できるほか、差分文書の番号リストをクリップボードへコピーやExcel・CSV形式で保存できます。

「差分確認」の選択

差分文書プレビュー
なお、検索件数が差分確認範囲(最大100件)を超えてしまうと、本来取り込むべき全ての文書を追加できない場合があります。期間を細かく分けるなどしてご調整ください。

検索期間の調整がいる場合
なお、1つのジョブ(一括指示の処理単位)に追加できる文書数は合計で最大12,000件です。12,000件を超える場合は、超過分が別のジョブとして作成されます(「一括指示ツール」一覧画面で別の行として表示されます)。
「査読支援ツール」では、定期実行回ごとの差分文書でフィルタリングして表示できます。
「詳細フィルタ」を選択し、「SDI差分」のプルダウンメニューより、対象とする実行回を選択します。
選択すると該当履歴の文書ID群で絞り込まれ、該当する文書のみが表示されます。なお、差分指定を解除する場合は「指定なし」を選択します。

査読支援ツールでのフィルタリング
レポート機能では、分析対象を「集合全体」と「差分のみ」で切り替えることができます。
対象ジョブの「分析レポートツール(レポート機能)」を開き、「表示対象」のプルダウンメニューより、対象とする実行回を選択します。
一度選択すると「前 / 次 / 最新へ」のボタンで実行回を変更できます。スコープを切り替えると、グラフの集計対象が切り替わります。

表示対象の切り替え
・プルダウンメニューは直近10回分が初期表示されます。実行回数が10回を超える場合は「さらに読み込む」が表示されます。
・差分文書が0件の場合は「条件に一致する文書はありません」と表示されます。
差分選択の状態でAI定量分析・AI定性分析・AI検索を開くと、差分文書のみを対象とした指示・検索が実行されます。

AI定量分析

AI定性分析

AI検索