高度な特許検索機能を使うことにより、複数のフィールドを組み合わせた高度な検索式により特許を検索することができます。
高度な特許検索における特許データベースは、 特許データベースからプルダウンで選択することができます。
特許検索対象は下記のフィールド等から選択することができます。複数の条件を組み合わせた特許検索をすることもできます。法定状態フィールドについては、 審査情報/法定状態、 権利状況を参照してください。
フィールド名 | 解説 | 書式 |
---|---|---|
文献番号 | 特許公開番号、特許番号(登録番号)などの特許文献の番号から特許検索をします | 特開2004-023423 |
出願番号 | 特許の出願番号から特許検索をします | 特願2004-023423 |
IPC1-7 | 国際特許分類(IPC分類)第1〜7版に対して特許検索をします | B41J |
IPC8(R) | 国際特許分類(IPC分類)第8版に対して特許検索をします | B41J |
USクラス | 米国特許分類(USクラス)に対して特許検索をします | 101/3.1 |
FI | FI分類に対して特許検索をします | B41J |
Fターム | Fタームに対して特許検索をします | 2C005 |
全文 | 特許文献の全文に対して特許検索をします | 太陽電池、自転車 |
要約 | 特許文献のうち要約に対して特許検索をします | 太陽電池、自転車 |
請求の範囲 | 特許文献のうち特許請求の範囲(クレーム)に対して特許検索をします | 太陽電池、自転車 |
詳細な説明 | 特許文献のうち詳細な説明に対して特許検索をします | 太陽電池、自転車 |
出願人 | 特許出願人に対して特許検索をします(部分一致検索) | ソニー、トヨタ自動車 |
発明者 | 特許発明者に対して特許検索をします(部分一致検索) | 佐藤、鈴木 |
代理人 | 代理人(弁理士、弁護士)に対して特許検索をします(部分一致検索) | 佐藤、鈴木 |
出願日 | 特許出願日の期間に対して特許検索をします | ※1 |
公開日 | 特許公開日の期間に対して特許検索をします | ※1 |
登録日 | 特許登録日の期間に対して特許検索をします | ※1 |
※1:日付フィールドの指定方法例:
各フィールドへは複数の特許検索条件をスペースで区切ることにより入力することができます。また、それらの特許検索条件をどのように組み合わせるか(ANDで組み合わせるか、ORで組み合わせるか)も指定することができます。
この特許検索条件の指定方法は他の任意のフィールドに対しても適用することができます(例えば、特許出願人、特許発明者、特許出願日など)。
複数の単語をフレーズで検索したい場合があるでしょう。フレーズ検索は、ダブルクォーテーションで複数の単語を囲むことにより検索することができます。
なお、一つの検索フィールドに複数のフレーズを入力することもできます。
ワイルドカードを使って、特許を検索することができます(テキストフィールドは英語文献のみ、特許分類などにおいて利用可)。
パテント・インテグレーションはテキストフィールド(全文、要約、請求の範囲、詳細な説明)を対象として特許の近傍検索を行うことができます。
近傍検索を行うには、入力フィールド右側のプルダウンから「近傍検索」を選択します。
テキストフィールドに対する検索語の重み付けを変えることが出来ます。検索語毎の重み付けは、一覧表示における関連度スコアに反映され、キーワードと関連度が高い特許が上位表示されます。
パテント・インテグレーションはテキストフィールド(全文、要約、請求の範囲、詳細な説明)を対象として特許の概念検索を行うことができます。概念検索は入力された自然文から適切な検索語を生成して特許検索を行う機能です。
概念検索を行うには、入力フィールド右側のプルダウンから「概念検索」を選択します。
概念検索結果は、一覧表示における関連度スコアに反映され、関連度が高い特許が上位表示されます。概念検索は自然言語特有の表現のゆれを持っているため特許分類を活用した本検索前に行う特許の一次検索に適しています。
入力欄を複数組み合わせて、複雑な特許検索式を作成することができます。
テキスト検索フィールドが検索式に含まれている場合は、自動的に関連度スコアに反映され、キーワードと関連度が高い特許が上位表示されます。
特許検索式で使える演算子は下記の3種類です
演算子 | 解説 |
---|---|
+ | 各条件の論理和(OR)を意味します |
* | 各条件の論理積(AND)を意味します |
- | 前の条件から次の条件を含まないもの(NOT)を意味します |
パテント・インテグレーションにおいては、AND検索(*)は自動的にOR検索(+)よりも優先されないことを気をつける必要があります。パテントインテグレーションは検索式を左から順番に解釈します「つまり、A+B*C+D*Eは(((A+B)*C)+D)*Eと等しく解釈されます」。例えば、X+Y*Zという検索式は左側から順番に解釈されることになり、XとYの和集合とZと論理積をとったものが検索結果として得られます。つまり、Xと、Y及びZの論理積との論理和X+(Y*Z)とは異なった結果を与えます。括弧を使用した検索式を作成するときは、どのような集合を作成しようとしているのか充分気をつける必要があります。