PIスコアは、弊社独自のテキストマイニング技術を応用し、特許請求の範囲が広いほど高得点になるように点数付けしたスコアです。 近年、特許の価値評価指標として特許間の引用関係などを中心とした評価指標が注目を集めています。
引用回数は技術の重要性を評価する指標としては正しいでしょう。しかし、特許権の経済的価値と、対象とする技術の価値とは必ずしも一致しないことはよく知られています。残念ながらマイルストーン的な大発明は本格的な普及を目前に権利の有効期限が切れてしまうことがよくあります。
一方、PIスコアは純粋に各特許の権利範囲の広さを評価した指標に相当します。つまり、「上位概念の特許は必ず下位概念の特許より価値が高い」といった特許制度の基本的な仕組みに基づき価値を評価しています。PIスコアを活用することにより、自社・他社ともノーマークであった重要特許を発掘することができます。
なお、PIスコアに基づき二次検索を行うことにより所定のPIスコア範囲の特許のみを抽出することも簡単にできます。現在、PIスコアは日本、米国、国際公開、欧州の主要国のみをサポートしております。
PIスコアは「被引用回数が多く、かつ特許請求の範囲が広いものほど高い」高スコアとなる特許価値評価指標です。
PI(-)は、「被引用回数が少なく、かつ特許請求の範囲が広いものほど高い」スコアをつけるものです。PIスコアだけですと、後願排除効が強い(被引用回数)特許が上位に出てきますが、かならずしもクレームが広いとは限りません。PIスコア(-)は、被引用情報からは見つけにくいけれど、クレームが広い特許を見つけることができます。