飲食物 (特許分析レポート・日本)
技術分野「飲食物」の直近(2021-01-01〜2021-09-30)の特許出願件数は 67件 です。前年同期間(2020-01-01〜2020-09-30)の特許出願件数 126件 に比べて -59件(-46.8%) と大幅に減少しています。 本レポートは、「 食べもの 」、「 食べ物 」、「 食料品 」、「 食物 」、「 飲食物 」に関する技術用語も検索集合に含みます。
出願件数が最も多い年は 2020年 の147件、最も少ない年は 2021年 の72件です。
過去5年間の出願件数(2017〜2022年、計545件)の平均値は90.8件、中央値は97.5件です。変動係数(標準偏差/平均値)は0.5であり、年ごとの出願件数のばらつきは大きいです。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 平均値 | 90.8 件 |
| 標準偏差 | 45.5 |
| 変動係数 | 0.5 |
直近3年間(2019〜2022年)の出願件数は減少傾向です。
| 年 | 件数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2021 年 | 72 件 | -51.0 % |
| 2020 年 | 147 件 | +36.1 % |
| 2019 年 | 108 件 | +24.14 % |
飲食物の過去10年間(2013-01-01〜2023-05-31)の特許検索結果[特許データベース 日本]に対する最新の特許分析情報(IPランドスケープ、パテントマップ・特許マップ)を提供しています。競合各社の特許出願動向、技術動向を比較したり、重要特許を調べることができます。
本サービスは、特許検索・特許分析の「パテント・インテグレーション株式会社」が特許調査・特許分析、IPランドスケープに御活用いただくため、最新の特許データ（日米欧・国際公開）に基づく特許分析レポートを無料で提供しています。
本レポートは、飲食物の特許件数推移および、同業・競合企業との特許件数比較、飲食物の上位共願人(共同研究相手、アライアンス先)、および重要特許といった飲食物の知財戦略・知財経営を理解するための基礎的な情報を含んでおり、 IPランドスケープ、特許調査・特許分析、知財ビジネス評価書の作成、M&A候補先の選定、事業提携先の選定など様々な知財業務で自由にご活用いただくことができます。
【監修者】
Patent ＆Marketing運営 佐藤総合特許事務所 代表弁理士
特許事務所における事務所実務経験と、ヤマハ発動機株式会社のグループ会社における知財部門の担当として企業知財での経験と、当該会社における 企画部門での戦略立案担当としの経験を活かし、クライアント企業の『事業の勝ち』にこだわったサービスを提供しています。 また、Patent ＆ Marketingでは特許やマーケティングリサーチに役立つリンク集などを提供しています。 続きを読む...
はじめに
近年、「IPランドスケープ(IPL)」という考え方が注目されてきています。
IPランドスケープは、特許情報に限定されず、非特許情報(論文、ニュースリリース、株式情報、マーケット情報)などのビジネス情報を含め統合・分析し、経営戦略・事業戦略 策定に知財情報分析を通じて知財経営を実現していく一連の活動を示します。 知財情報を活用したオープン＆クローズ戦略の立案、M&A候補先の選定、事業提携先の探索、知財戦略 策定なども含まれる総合的な考え方で、近年、注目されつつあります。
IPランドスケープには通常、特許調査および特許分析が含まれます。 特許調査・特許分析では、主に技術ごとの企業の市場ポジションおよび技術動向・開発動向の把握、具体的には、自社および他社がどのような知財を保有しており、何が強み・弱みであり、どのように知財活用の取り組みを行おうとしているのか、各企業の事業戦略・知財戦略を理解することが重要といえます。
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飲食物 日本特許件数 推移
飲食物 の過去 20年間 の特許出願件数推移(日本)を以下に示します。
特許件数推移は、特許分析において最も基本的な分析指標です。特許件数推移を確認することで、企業・技術ごとの技術開発、研究開発への注力状況を確認できます。なお、特許は出願から公開までに一年半のタイムラグがあるため、一年半より直近の状況については分析できない点に注意する必要があります。
本レポートでは、企業・技術ごとの特許件数推移のみしか確認できませんが、「パテント・インテグレーション」では、他のキーワードや特許分類と掛け合わせ、技術分野ごとに競合他社との特許出願件数を比較したり短時間で調査を行うことができます。
佐藤総合特許事務所 代表弁理士
佐藤 寿のコメント
検索集合 (分析対象)
本特許分析レポートは、以下の特許データベースを用いて、以下の検索式・分析期間により検索された「854件」の特許検索集合を対象に作成されたものです。 特許分析結果、パテントマップ、パテント・ランドスケープなどの特許情報は、IPランドスケープを含め特許調査・分析・知財戦略業務に自由にご利用いただけます。
飲食物
重要特許情報 (日本)
飲食物 の日本特許のうち、第三者から無効審判請求や異議申立が提起された特許や、特許審査過程において審査官により引用された重要性が高い特許を以下に示します。
重要特許を確認することで、飲食物が置かれている事業競争環境(熾烈な競争環境か、寡占市場かなど)の知見を得られます。 一般に、無効審判請求が多い企業は知財紛争の多い事業環境で事業を展開していると理解できます。
さらに詳しい情報を調査したい場合は、「パテント・インテグレーション」を利用することで、各企業の被引用、被無効審判特許を検索しダウンロードできます。 他のキーワードや特許分類と掛け合わせることで複数の競合企業を含めた特許集合から重要特許を短時間で抽出できます。重要特許調査へのご活用をご検討ください。
佐藤総合特許事務所 代表弁理士
佐藤 寿のコメント
一方、無効審判請求がなされた特許は他社の事業を阻害している可能性が特に高い重要な特許であるといえます。
また、情報提供又は異議申立がなされた特許出願は、無効審判請求ほど致命的ではないものの権利化が認められない第三者がいることから、「飲食物」の業界における注目特許であるといえます。
いずれにしてもこれらの重要特許の内容を確認することが、知財的なリスク管理の観点でも、ビジネス的に重要な技術を知る意味でも重要になります。
用語解説
- 被引用
- 他の特許(日米欧)の審査過程の拒絶理由通知等に引用された特許(審査官引用)であることを示します。 被引用回数が多いほど、他の特許の拒絶理由通知において引用されたことを示し、重要性が高いと考えられます。
- 無効審判請求
- 特許を無効にするための手続きを第三者から請求されたことを示します。 第三者の事業に影響を与える可能性が高く、重要性が高いと考えられます。
- 異議申立
- 第三者が特許庁へ、特許の有効性に関して改めて審理するよう申し立てたことを示します。 無効審判同様、重要性が高いと考えられます。
- 情報提供
- 出願された特許に対して、第三者が審査に有益な情報を特許庁へ提供したことを示します。 通常、当該特許の権利化を妨げるために行うため、重要性が高いと考えられます。
- 閲覧請求
- 第三者が特許庁へ、特許の包袋(特許庁と出願人とが交わした文書一式)を閲覧を請求したことを示します。 無効審判、異議申立、情報提供に先立ち包袋を確認することが多く、重要性が高い特許であると考えられます。
被無効審判請求 特許
直近の 被無効審判請求特許 一覧
直近3年間(2020-06-01〜2023-05-31)に、第三者から 無効審判請求 された特許は 1件 ありました。平均無効審判請求数は 2.0回 です。 最も最近 無効審判請求 された特許は 特許4100639号「搬送装置」(無効審判請求日 2021-06-07)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | 無効審判請求日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 特許4100639 | 搬送装置 | 2021-06-07 |
被異議申立 特許
直近の 被異議申立特許 一覧
直近3年間(2020-06-01〜2023-05-31)に、第三者から 異議申立 された特許は 5件 ありました。平均異議申立数は 1.0回 です。 最も最近 異議申立 された特許は 特許6905123号「半発酵茶、着香の半発酵茶、半発酵茶又は着香の半発酵茶を含む混合茶、半発酵茶、着香の半発酵茶又は混合茶からの抽出物、抽出物を含む飲食物」(異議申立日 2021-12-20)、次は 特許6902372号「苦味抑制用組成物」(異議申立日 2021-12-14)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | 異議申立日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 特許6905123 | 半発酵茶、着香の半発酵茶、半発酵茶又は着香の半発酵茶を含む混合茶、半発酵茶、着香の半発酵茶又は混合茶からの抽出物、抽出物を含む飲食物 | 2021-12-20 |
| 2 | 特許6902372 | 苦味抑制用組成物 | 2021-12-14 |
| 3 | 特許6736114 | 器搬送システム | 2021-02-04 |
| 4 | 特許6752341 | 麹飲食物・麹調味料の製造方法 | 2021-01-18 |
| 5 | 特許6655213 | 多湿水蒸気を用いる水蒸気蒸留法 | 2020-08-24 |
被情報提供 特許
直近の 被情報提供特許 一覧
直近3年間(2020-06-01〜2023-05-31)に、第三者から 情報提供 された特許は 12件 ありました。平均情報提供数は 1.1回 です。 最も最近 情報提供 された特許は 特開2022-038269号「緑茶の製造方法並びに緑茶及び飲食物」(情報提供日 2022-12-12)、次は 特開2022-034095号「収納箱容器」(情報提供日 2022-05-18)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | 情報提供日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 特開2022-038269 | 緑茶の製造方法並びに緑茶及び飲食物 | 2022-12-12 |
| 2 | 特開2022-034095 | 収納箱容器 | 2022-05-18 |
| 3 | 特開2020-055760 | エラグ酸含有組成物 | 2022-05-18 |
| 4 | 特許7081916 | 椅子 | 2021-07-12 |
| 5 | 特許7053007 | 飲食物加熱配膳システム | 2021-03-15 |
| 6 | 特許6696651 | 栽培環境判別プログラム | 2021-02-02 |
| 7 | 特許7041707 | 果汁感向上剤 | 2021-01-05 |
| 8 | 特許6876084 | 多色織り畳表 | 2020-11-18 |
| 9 | 特許7050248 | レトロネーザル香気の分析方法又は評価方法並びにそれに用いる装置 | 2020-10-30 |
| 10 | 特許6905123 | 半発酵茶、着香の半発酵茶、半発酵茶又は着香の半発酵茶を含む混合茶、半発酵茶、着香の半発酵茶又は混合茶からの抽出物、抽出物を含む飲食物 | 2020-10-16 |
| 11 | 特許6864726 | 半発酵茶の製造方法、半発酵茶、着香の半発酵茶、混合茶、混合茶からの抽出物及び抽出物を含む飲食物 | 2020-10-16 |
| 12 | 特許7010738 | 塩味増強剤及び塩味増強方法 | 2020-09-24 |
被情報提供数 上位特許
直近10年間(2013-06-01〜2023-05-31)に出願された特許のうち、第三者により 情報提供 が1回以上なされた特許は 30件 ありました。平均情報提供数は 1.1回 です。 情報提供数が多い特許は 特許6457009号「分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途」(2回)、次に多い特許は 特許5918813号「分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途」(2回)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | # |
|---|---|---|---|
| 1 | 特許6457009 | 分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途 | 2 回 |
| 2 | 特許5918813 | 分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途 | 2 回 |
| 3 | 特許7081916 | 椅子 | 2 回 |
| 4 | 特開2018-074967 | 塩味および旨味増強剤 | 1 回 |
| 5 | 特許5888355 | 水処理方法及び水処理システム | 1 回 |
被閲覧請求 特許
直近の 被閲覧請求特許 一覧
直近3年間(2020-06-01〜2023-05-31)に、第三者から 閲覧請求 された特許は 17件 ありました。平均閲覧請求数は 1.8回 です。 最も最近 閲覧請求 された特許は 特許6864726号「半発酵茶の製造方法、半発酵茶、着香の半発酵茶、混合茶、混合茶からの抽出物及び抽出物を含む飲食物」(閲覧請求日 2023-04-19)、次は 特許7041312号「半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉、半発酵茶葉又は着香の半発酵茶葉を含む混合茶葉、半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉又は混合茶葉からの抽出物、抽出物を含む飲食物」(閲覧請求日 2023-04-17)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | 閲覧請求日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 特許6864726 | 半発酵茶の製造方法、半発酵茶、着香の半発酵茶、混合茶、混合茶からの抽出物及び抽出物を含む飲食物 | 2023-04-19 |
| 2 | 特許7041312 | 半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉、半発酵茶葉又は着香の半発酵茶葉を含む混合茶葉、半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉又は混合茶葉からの抽出物、抽出物を含む飲食物 | 2023-04-17 |
| 3 | 特許6905123 | 半発酵茶、着香の半発酵茶、半発酵茶又は着香の半発酵茶を含む混合茶、半発酵茶、着香の半発酵茶又は混合茶からの抽出物、抽出物を含む飲食物 | 2023-04-17 |
| 4 | 特許6995229 | 半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉、半発酵茶葉又は着香の半発酵茶葉を含む混合茶葉、半発酵茶葉、着香の半発酵茶葉又は混合茶葉からの抽出物、抽出物を含む飲食物 | 2023-04-17 |
| 5 | 特開2022-038269 | 緑茶の製造方法並びに緑茶及び飲食物 | 2023-01-11 |
| 6 | 特開2022-034095 | 収納箱容器 | 2022-03-07 |
| 7 | 特開2021-180829 | 飲食物の搬送システム | 2022-01-26 |
| 8 | 特許4202412 | 呈味改善用組成物、これを添加した飲食物、及びこれらの製造方法 | 2022-01-21 |
| 9 | 特許7081916 | 椅子 | 2021-10-05 |
| 10 | 特許4317781 | 容器詰カテキン含有飲料 | 2021-09-04 |
| 11 | 特許4942953 | プロシアニジンの分析方法 | 2021-08-16 |
| 12 | 特許7041707 | 果汁感向上剤 | 2021-03-10 |
| 13 | 特許6876084 | 多色織り畳表 | 2020-12-17 |
| 14 | 特許7050248 | レトロネーザル香気の分析方法又は評価方法並びにそれに用いる装置 | 2020-11-25 |
| 15 | 特許7010738 | 塩味増強剤及び塩味増強方法 | 2020-10-20 |
| 16 | 特許5641282 | 飲食物のざらつき感測定方法及びその測定装置 | 2020-09-11 |
| 17 | 特許6982956 | 哺乳動物において骨格筋損傷及び／又は酸化ストレスを軽減する方法 | 2020-07-28 |
被閲覧請求数 上位特許
直近10年間(2013-06-01〜2023-05-31)に出願された特許のうち、第三者により 閲覧請求 が1回以上なされた特許は 32件 ありました。平均閲覧請求数は 1.3回 です。 閲覧請求数が多い特許は 特開2016-063804号「ミトコンドリア活性化組成物」(4回)、次に多い特許は 特許6457009号「分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途」(2回)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | # |
|---|---|---|---|
| 1 | 特開2016-063804 | ミトコンドリア活性化組成物 | 4 回 |
| 2 | 特許6457009 | 分岐α−グルカン及びこれを生成するα−グルコシル転移酵素とそれらの製造方法並びに用途 | 2 回 |
| 3 | 特許5888355 | 水処理方法及び水処理システム | 2 回 |
| 4 | 特許6285687 | 口腔内疾患予防剤 | 2 回 |
| 5 | 特許5928504 | 水処理方法及び水処理システム | 2 回 |
被引用 特許
被引用数 上位特許
直近10年間(2013-06-01〜2023-05-31)に出願された特許のうち、他の特許の審査過程において1回以上 引用 された特許は 182件 ありました。平均被引用数は 2.1回 です。 被引用数が多い特許は 特許6440936号「外部機器の管理方法、外部機器の動作方法、ホスト端末、管理サーバ及び外部機器」(17回)、次に多い特許は 特許6212316号「飲食物の異味異臭をマスキングする方法及び該方法により得られる飲食物」(13回)です。
| - | 特許番号 | 発明の名称 | # |
|---|---|---|---|
| 1 | 特許6440936 | 外部機器の管理方法、外部機器の動作方法、ホスト端末、管理サーバ及び外部機器 | 17 回 |
| 2 | 特許6212316 | 飲食物の異味異臭をマスキングする方法及び該方法により得られる飲食物 | 13 回 |
| 3 | 特許6791545 | 注文飲食物搬送装置 | 10 回 |
| 4 | 特許6692110 | 味覚評価診断装置 | 9 回 |
| 5 | 特開2015-127301 | 水素ナノバブル水を含有する内臓脂肪低減剤及び脂肪合成抑制剤 | 9 回 |
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佐藤総合特許事務所 代表弁理士
佐藤 寿のコメント