AI(人工知能)技術を用いた、自動分類機能(AI自動分類)が新たに利用できるようになりました

2022-07-04

AI(人工知能)技術を用いた、自動分類機能(AI自動分類)が新たに利用できるようになりました。

最新の深層学習(ディープラーニング)技術を用いた、自動分類機能(AI自動分類機能)が新たに利用できるようになりました。機能の詳細、使い方は「 AI自動分類」をご参照ください。

これにより、特許検索時のノイズ除去などのスクリーニング作業を精度よく効率的に実施することができます。
また、特許文献に対する自社独自分類等の付与作業も精度よく効率的に実施することができます。

今回の改修により、ユーザは、特許検索・特許分析業務をより効率的に実施することができるようになります。

改修内容の概要


AI自動分類機能

これまで、「しおり」、「ブックマーク」などのユーザ評価(リンク)は、ユーザが手作業で一件一件の文献を確認し、手作業で付与する必要がありました。手作業であるため、非常に手間、時間がかかるとともに、作業者のスキルにより確認もれ、付与もれが発生しやすい作業でした。

AI自動分類機能により、複雑な作業を行うことなしに、AIが自動的に適切な「しおり」、「ブックマーク」を推論し、ユーザは提示を受けることができます。ユーザは提示された、「しおり」、「ブックマーク」が適切か否かを確認し、特許文献に対して付与することができます。


実行手順

AI自動分類機能の利用は、特別な手続きは必要ありません。
検索集合を作成し、「特許検索結果コントロール(リンク)」の特許分析メニューから「AI自動分類」を選択すると、AI自動分類ウィザード画面がポップアップ表示されます。

検索集合のうち、AI自動分類の解析対象を選択(現在、解析対象は3,000件以内です、3,000件以内の検索集合に対しては全件適用することができます)し、分類種別を「しおり」、「ブックマーク」から選択し、「AI自動分類」ボタンをクリックするだけです。

過去に付与された「しおり」、「ブックマーク」を教師データとして、AI(人工知能)が自動的に学習し、解析対象から文書が類似する特許文献を自動的に探してくれます。

「しおり」、「ブックマーク」の付与候補はリストの上位に自動的に表示されるので、文献を確認し「しおり」、「ブックマーク」を新たに付与します。推論結果に表示されたボタンをクリックすることにより、簡単に「しおり」、「ブックマーク」を付与することができます。

一定程度付与したら、再度「AI自動分類」をクリックし、リストを更新します。この作業を繰り返すことにより、数千件の特許文献に対して効率的にノイズスクリーニング、特許分類の付与を行えます。

重ねまして、日ごろの御愛顧に御礼申し上げますとともに、 今後ともお引き立て賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。