貴社の事業概要と、貴殿の業務内容について教えてください。

弊社は、ITセキュリティ製品、組み込みシステムなどを開発、販売している独⽴系メーカーです。 私は、現在は管理部に所属し、特許、商標を含む社内の知財関連業務全般を担当しています。

パテント・インテグレーションの利用目的を教えてください

主として特許出願時の先行技術調査ですが、競合他社の特許出願調査など、トップや他部署からの依頼で利⽤することも多いです。

特に、トップからは度々、他社動向、技術動向などを調査するよう指示が出ることがあり、その時には特許調査ツールとしてのパテント・インテグレーションを重宝していますね。

主にどのような機能を活用されていますか？

先行技術調査、他社特許調査においてはエクセルリスト(CSV)ダウンロード機能を主に活⽤しています。徹底的に調査する場合、1000件以上をリスト出力することが頻繁にあるので、検索結果を10,000件まですぐにダウンロードできるのは本当に助かります。 また、リストの中に各特許の「権利状況」など情報も含めてダウンロードできる点は⼤きなメリットです。特許調査において、各特許の法定状態は⾮常に重要な情報ですので。

まずはダウンロードしたリストをエクセルで加⼯し、要約にざっと眼を通すことで１次フィルタリングをおこないます。次にその結果に従って個別案件の公報を入手し、それを読み込んでポイントをマーキングし、別紙に整理します。なお、トップへの報告は、そのようにポイントをマーキングした公報を用いて、⼝頭で簡潔に説明することが多いですね。

ちなみに弊社では出願前の先行技術調査をかなり徹底的にやっていまして、その結果がこれまでの良質な権利取得につながっている実感があります。

どんな人にパテント・インテグレーションを薦めたいですか？

パテント・インテグレーションは、リーズナブルな価格設定で⽇⽶欧主要国をカバーしており、エクセルダウンロードなどの必要な基本機能が一通り整っています。

従って、弊社のように⼩規模な知財組織やスタートアップ、あるいは個⼈事業主にとっても⼿軽に利⽤を開始できると思いますので、そのようなユーザに特に薦められる特許検索ツールではないかと感じています。

（取材日：2021年4月7日）