事例1


特許出願件数推移パテントマップによる特許分析

ここでは、2次元のパテントマップの作成方法を説明するとともに、具体的な特許出願動向の特許分析事例を紹介します。既にパテントマップで作成した1次元のパテントマップを雛形としたいため、パテントマップ画面左上の「編集」ボタンをクリックします(パテントマップウィザードを表示させます)

次はマップ種から「2次元」を選択して、2次元のパテントマップを作成してみましょう。

y軸の入力欄が有効になります。今回もx軸は特許出願日で分析したいため、x軸については特に変更しません。y軸として特許出願人を選択してみましょう。

y軸の特許出願人としてどのような系列がパテントマップを作るのに適切か知りたいため「候補表示」ボタンをクリックします。すると、特許検索母集団に含まれる特許出願人がランキング表示されます。チェックをクリックすることにより、パテントマップを作成したい特許出願人を選択することができます(左側の入力欄に反映されます)。なお、直接左側のテキスト入力欄に特許出願人を入力することによってもパテントマップを作成することができます。

「TOP10」ボタンをクリックすると、上位10件の候補に自動的にチェックがつきます。大雑把に上位特許出願人についてパテントマップを作成し、特許分析を行いたい場合に便利です。

今回は、電機主要各社についてパテントマップを作成し、特許分析したいため「子会社系」については松下電工以外は選択しません。

特許出願日については、1990年以前の特許出願は殆どカウントされていなかったため今回は1990年1月からの期間を設定し、期間を狭めます。

条件の設定が完了したら「描画」ボタンをクリックし、パテントマップを作成してみましょう

パテントマップによる特許分析

パテントマップが作成されます。特許出願日の推移を見ると、東芝と日立、三洋の特許出願件数が下落傾向にあり、一方松下は1999年から2005年ころまで特許出願件数は増加傾向にあることがわかります。

この傾向を、もう少しわかりやすいパテントマップを作成することにより分析してみましょう。

まず、特許出願人の順番を入れ替えたパテントマップを作成してみましょう。再度「編集」ボタンをクリックし、特許出願人候補を表示します、表示された候補名をドラッグ&ドロップすることにより特許出願人の順序を入れ替えることができます。今回の例であれば、東芝と日立、三洋を下の方にまとめてみましょう。

この条件でパテントマップを再度作成し、チャートとして「面チャート」、y軸系列の描画方法「積み上げ」を設定してパテントマップを作成してみましょう。

すると、下から4社(松下、ソニー、シャープ、松下電工)までの特許出願件数の和をみると1994年〜2004年までは大雑把に特許出願件数が上昇傾向にあるといえるのに対し、上の3社(日立、東芝、三洋)の特許出願件数が減少傾向であるため、今回の7社合計の特許出願件数は全体として下落傾向になったとパテントマップから特許を分析することができます。

また、2002年に7社すべてで特許出願件数の谷が見られますが、これはITバブルの崩壊と関係がありそうです。

パテントマップによるシェア分析

次に各社の特許出願件数シェアをパテントマップから見てみましょう。チャートとして「棒チャート」、y軸系列の描画方法「100%」に設定します。特許出願件数のシェアをパテントマップから比較すると、1993年ころまでは松下と東芝、日立の特許出願件数シェアは横並びでしたが2004年ころの松下の特許出願件数は、東芝と日立の和と匹敵するレベルにまで増えています。

2004年以降はシャープの特許出願件数増加に伴い松下の特許出願件数シェアは下落傾向にあるといえます。1994年頃のシャープの特許出願件数シェアは、松下電工にも及ばなかったことを見ると着実に特許出願件数を伸ばしていることがパテントマップからわかります。

このように集計したデータは、「グリッド表示」からクリップボードへコピーすることにより表計算ソフトウェアなどで簡単に活用することができます。

特許検索方法 入門編

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